クリニックからのお知らせ

血液だけでできる新しいがんリスク検査のご案内

2024年12月27日

CTC(末梢血循環腫瘍細胞)検査

■どんな検査ですか

CTC(末梢血循環腫瘍細胞)とは、主要細胞が最初にできた場所から血液に流れでて全身をめぐる細胞のことです。CTCは血液の中に少ししかないため、見つけるのが難しいです。しかし、がんの早期発見や治療の効果を知る際にとても役立ちます。

検査イラスト3

■CTC検査の目的

CTC検査では、血液中にどれだけCTCがあるかを調べます。この検査で、がんのリスクを知ったり治療がどれだけ効いているかを調べることができます。

 

■検査の方法

●血液検査 1回(通常の採血と同じ方法です)

●検査結果にかかる期間 約1週間

フローサイトメトリー  イメージング法

フローサイトメトリー           イメージング法(蛍光顕微鏡)

フローサイトメトリーによる細胞計測と顕微鏡検査を組み合わせ、形態学的な特徴まで調べます。すべての細胞を検査することで、検出力の大幅な向上に成功しました。これによりCTCを見落とすリスクを大幅に減らすことができます。

 

■エビデンス

健常者群とがん患者群との CTC 陽性細胞数におけるノンパラメトリック解析結果 

エビデンス
がん陽性検出マーカーとしての ROC 解析結果(本法) 
感度:38%, 特異度:100% 
陽性的中率:100%, 陰性的中率:60% 
偽陽性率:0%, 偽陰性率:40% 
曲線下面積 0.86
( 95% 信頼区間 0.709 ‒ 1.000 ) 

 

 

 

■検査の結果とその意味

リスク区分 CTC陽性細胞数(個/ml)  説明
(ー) 1個未満 がんと診断されない方の多くは、CTCが1個以下、もしくは検出されません。
(+) 1~2個未満
(++) 2個~5個未満 がんのリスクが高いとされています。症状を有するがん罹患患者の8割以上でCTCが2個以上見つかっています。
(+++) 5個以上

■料金

60,000円(税込) ※詳しくはスタッフまでご相談ください。